国際矯正歯科会議の世界大会が始まった10月始め、知人の先生といろいろ話をしてきました。
この時、日本の矯正材料の供給に関しての問題があって、今後の国家試験も、大学病院での歯科教育の実習内容に関しても、いろいろ難しい悩みがあって相談していました。
コロナの問題も多少は影響しているのですが、外国企業のM&Aが少なからず影響しています
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このとき、私が昔自分にインプラントアンカー入れてましたよ っていう話をしていたので
思い出して写真を探してみました

2007年の06/29です 周囲に血が付いていることから、埋入した直後でしょう

ヤスナガさんから入手したOSASです ドライスカルに色付きサンプルを埋入したものですが、本当の生体と異なる硬度になっているので、埋めにくかったですね
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
埋入の時の動画の一部をトリミング
Windows10のPhotoで調整 若い人と異なり、スマホなどは使えません
講演などをする気があまりなく、動画上手になるモチベーションがかけており申し訳ない
ちなみに埋入はモトシゲ先生にお手伝いいただいています
45秒ですが、自分で埋入している部分です
鏡を見て作業するって、立体視がむつかしい! 横から見えないので、埋入量がわからなーい

2007/07/04 ヘッド部分にエラスティックをかけてみました


この2枚は2010/06/18なので、埋入から3年後ってことですね 自分で撮ったのかな、、、ピンボケですいません
続いて2011/01/08 と 2017/12/13 を比較

4年後と

10年後ってことですね
フィルムカメラのデジタル変換と デジタルカメラの違いで色合いがかなり異なりますね
リングライトも別の物かな
私は時代もあってテトラサイクリンで着色歯だったのですが、上顎の4−4はべニアやクラウンで色調改善を得ています。下顎は手を付けていないので、着色が強く 歯磨きしていないように思われてしまうかもしれませんが、それなりには清掃はしております

でも、ヘッド部分が埋まっちゃってますね
ここはわざわざ磨いていなかったな、、、
下顎22が欠損なので、スペースがあります




さて、除去はイデアで深田先生に手伝ってもらいました

2017/12/13 前の写真と同じ日ですね
ということで、お茶の水で飲んだM先生!
やっぱり10年植えていました
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以前、私が仕事をしたOrthoCADは CADENT社だったのですが、こちらが開発した i-Tero というIOS イントラ オーラル スキャナー : 小型のビデオカメラみたいなやつをお口の中に入れて三次元測量して歯型データを計測するってやつです。 が、大変高性能でした。
近年、マウスピース矯正が良くも悪くも問題となっておりますが、おそらくその先鞭を切ったのはインビザラインでしょう。
CADENT社は i-Tero が大変すばらしいアイデアだったのですが、インビザラインの会社にM&Aされてから、OrthoCADのビジネス部門はクローズされてしまいました
今、CAD-CAMを利用した矯正のシステムは多数市場にあふれているのですが、「開発者」の方が楽しんで仕事をする方向が「教育ツール」ではなく「産業」としてのシステム構築となってしまうので、教育的な面が削除されてしまっていることがあります。
2002年時点で、WindowsXPでも 今のハイスペックPCでのCADソフトよりもレスポンス良くシミュレーションができていましたし、歯牙移動の微調整をネットを通じて他者に依存する必要なく、スタンドアロンの端末で作業が出来ていました。
近年のCADCAMシステムは力業が増えすぎてしまっているので、アルゴリズムの工夫面がおろそかになっていることは、以前から作業をしていたものであればわかることなのですが、、、うーん
で、東京矯正の秋季セミナーがオンラインでありますが、タイトルが
「3Dスキャナーを用いたデジタル化の現在と未来」なんです
まあ、余談でした
明日はヲタクの会ミーティング、明後日は東京矯正のWEB開催だ