
花粉は桜が満開の頃まで症状が強いと天気予報で聞きました、、、

3月イデアは ひなまつりチョコもプレゼントしていましたが、丁度在庫が終わりまして

タペストリーも ひなまつりから

さくらにかわりました
時期を同じくして 国策としてはマスク着用に関しては「強制」ではなく「個人の任意」に任せる段階に、コロナ対策を緩めてもいだろうという考えですが、、、

イデアのトイレにも さくらが増えまして

近づくと タペストリーに相似して

メタリック ナノパズルの C-3POとR2-D2 が さくらの下にいます
さて、今は花粉症の時期ということもありマスク着用者が多くありますが、温かくなるにつれ「息苦しいなあ、外そうかな」と思う方も増えるでしょう。その時期に合わせて、感染症の重症度を「感染症法上の2類」から「5類」に変更が予定されています
では、病院でもマスクしなくていいのかな?と思われるかもしれませんが

こちらは 照明で照らされている ミニチュアジオラマ「さくらの下で」ですが

夜モード 実は照明がついてるんですが 待合室が明るいので伝わらない
照明を消して写真を撮りました

昼と

夜
それから

昼に

夜 窓の中にも 明りが入っていますね

奥のお店も 照明があります
で、 桜も咲き始めますが これからマスクなどどうするかという事なんですが
「感染症対策に関するリスクとベネフィット」
「スタンダードプリコーション」
「医療行為を受けるにあたっての 信頼関係構築:権利と義務 自己責任は無責任」
「ゆりもどし」
などのキーワードになりますが 当面イデアは今まで通りの対応となります

来院前、屋外での徒歩時にマスクを着用されていない方もいらっしゃるかもしれませんが
病院敷地内に入る前にマスクを着用してください
エレベーターあるいは階段の方も着用してから3階に来ていただき、
最初は手洗い これも同じです。
検温も行います

今回のコロナ禍に関しては、新たな感染症、未知の脅威として大変怖がられているものでした。緊急事態発令、行動制限、マスク着用、手指消毒など様々な対策がとられてきました。3年の経過でワクチン接種やコロナ株の変異によって「脅威」は減じてきました。それは事実でしょう。
対策はそれぞれ、個々に見れば「効果:ベネフィット」がありますが「損失:リスク」もあります。
「費用対効果」と同じような事なのですが、社会的に見た経済活動の制約や、個人個人にとっての自由の制約、それ以前ではあたりまえであった社会活動が制限されたことによるストレスがリスクとして存在ます。

効果の程度を正確に評価した発表は困難です。感染者数の発表などは行われてきましたが、まだ今回のコロナ禍は収束したとは言い切れず、現在進行形です。政治家の評価が存命の間には適正に行われず、かなり後世になってからの評価がそれなりに正当であろうといわれるように、まだ確実な評価を行うには時期尚早だと言えるでしょう

医療現場で「スタンダードプリコーション」という言葉があります
感染管理(かんせんかんり)、あるいは医療疫学とは、医療施設内での感染流行の予防を目的とした取り組みを指し、実践を重視した疫学の一分野である。公衆衛生活動と感染管理・医療疫学には共通点が多く、前者が社会全体に向けられたものであるのに対して後者は一般に特定の医療機関(群)の中に限られた問題を扱う。「感染対策活動」「感染予防管理活動」「感染制御活動」とも呼ばれ、感染制御チームを中心に施設内の多くの職種が共同して取り組む活動として病院の基本的な医療安全管理体制の一つに数えられる。
感染管理は大きく2つに分けられる。
予防活動
手洗い・清掃・消毒・滅菌・予防接種・監視活動などを含む。
流行対策
特定の医療機関内で発生した、もしくは発生が疑われる感染流行を対象に行う調査活動や対策(例:集団発生対策)。
Wikiから転載です いきなりだと難しいですよね

ナース専科さんからですが
スタンダードプリコーション(標準予防策)とは
すべての患者さん・家族、医療従事者に対して、標準的に用いる最も重要で基本的な感染対策です。感染やその疑いの有無にかかわらず、医療ケアが提供される現場で実施されます。
病院内で行う感染対策には、ほかに「感染経路別予防対策」があり、標準予防策とともにCDC(米国疾病予防管理センター)による「医療現場における隔離予防策ガイドライン(2007年)」に示されています。感染経路別予防策は、標準予防策を実施しても感染経路を完全に遮断できない場合に付加して用いられます。
スタンダードプリコーション(標準予防策)の目的
医療従事者を介して起こる交差感染から患者さんを守り、また患者さんが保有している病原体から医療従事者を守るという目的があります。
すこしわかりやすいですね

「医療従事者を守るという目的があります。」という点、気が付いていただけますでしょうか
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呼吸器衛生/咳エチケット
呼吸器病原体(インフルエンザウイルス、RS ウイルス、アデノウイルス、パラインフルエンザウイルスなど)の伝播を防ぐために行います。
呼吸器感染症の徴候や症状のある患者さんが医療機関を受診したとき、最初に接触する場面で、呼吸器の分泌物を封じ込める方法で感染を防ぎます。
呼吸器衛生/咳エチケットは、患者さんに限らず、患者さんの同伴者、面会者、訪問業者、職員が遵守する必要があります。
【呼吸器の分泌物の拡散を防止する方法】
以下のことを患者さんや同伴者に指導し、医療職者自身も実施する。
咳やくしゃみをするときには、ティッシュペーパーで口や鼻を覆うようにする
使用後のティッシュペーパーは捨てる(廃棄容器も準備)
咳やくしゃみをしたあとは、手指衛生を行う
待合室などに咳エチケット、手指衛生についての情報を提示し、ティッシュペーパーや擦式アルコール製剤を用意する
呼吸器症状がある患者さんには、マスクを提供し、装着するように指導する
呼吸器症状がある患者さんと他の人との空間的距離を、できれば1m(3フィート)以上空ける

これらの対策は 最近始まったことではありません
感染対策は「完璧」は困難なものですが、「時間と費用」をかければかなりの割合まで達成可能と思われるものです。しかし、「時間と費用」は問題になります。

「バイキン」というと素人的ですが、わかりやすいのでよろしいでしょうか?「バイキン」や「ウイルス」は一般の方には目に見えないものでしょう。
医療の現場で言う「清潔」「不潔」は一般の方の持っている感覚とは違う面があります。本人の体内からの感染物質は本人にとっては別に「不潔」ではないけれども、他人にとっては「不潔」です。
医療現場では「清掃」」「消毒」の上に「滅菌」という清潔概念もあり、日々実践されていますが、ある意味「過剰なコスト」をかけて「安全性の担保を期待している」状況です。

イデアでも各種インスツルメントは「滅菌」もしていますが、「清拭」でよいものもあります。その点は難しいと思うので割愛しましょう。
で、難しい説明、眼に見えないものを理解してもらう事って 大変ですよね
だから、社会全体では「マスクをしましょう」とか「行動制限をしましょう」としてきたのです
「この場合は、こうしてよい」「こっちの場合はそれはだめ」ということを現場現場で個々人が理解して行動することは大変に難しいものです。一人一人権利意識も異なりますし、行動制限に対しての負担割合も異なります。ですが、社会を維持するためには「これが決まりです」と国策にしてきたものです

まだ、社会政策の正解は出ていません。特効薬もありません。
そして、コロナだけでなく感染症は様々存在しているのです。
今回、行動制限はストレスにはなりましたが、マスクを着用する事、手洗いうがいの重要性などは一般的な感染症対策としてすでに社会に受け入れられたものでしょう。体温チェックも継続可能な管理体制です。
ですから、その点に関しては医療機関においては継続しての実践をお願いします。

「もう、周りではやってない」ということで止めてしまうのではなく
「他の場所でのストレスは減らせたけれども、病院では継続をお願いします」ということを、難しい説明抜きでご協力いただけること、それが信頼関係という事になります。
医療は 患者側からの費用の支払いの対価として提供することができる商品のようなものではなく
一緒に作り上げていくものだからです その点をご理解いただける社会を作り上げたいと考えて日常臨床に向かっています 少しでも理解が深まればいいなあと願っています

花粉症も 軽くなればいいなあと思っています
そんな近況でした
また、状況変化ありましたらお知らせ、お願いさせていただく予定です
よろしくお願いします