イデ・アイデア雑記ブログ 
  記事の上部テキストです 丈夫じゃないけど、、

2024年10月31日

日矯2日目〜3日目 2024

さて 学会2日目は午後から天気も回復 よかったよかったでした
講演会場は18時で終了しましたが その後は会員懇親会に
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他の大学の先生方とも いろいろお話出来るチャンスがあります

また 講演されていた先生方にも 会場では時間が足りなかった場合でも お話し伺える可能性もある場です

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隣は 北千住矯正歯科の 田口 元康先生


ポスターの発表を見たよ 細かく見ているよね と 声をかけてくださいました

医科歯科では 矯正科が第一、第二とあって、 田口先生は第一、私は第二なのですが
大きく見れば同じ大学の科ですので これまでも機会あるごとに お話させていただいておりました

今回は 特に余興などなかったので その分みんなとたくさん飲めました

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大会事務局長の 小川 卓也先生と

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運営があるので 酔っぱらうわけにもいかず 
なのに 先輩にからまれて 困りながらもスナップに収まってくれている
真面目な先生です お疲れ様でした

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そのあとは 同門会の会員あてにも お知らせが来ておりましたので
がんばって 2次会に

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ランドマークタワーの最上階ですね シリウス

夜景きれいだね

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同期を含む面々や

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他大学の 教授とも 地域情勢などお話させていただいたり
吉田先生 ずいぶん長いことすいませんでした!!

そして無事閉会

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ただですね 

予定通りいかないこともあるもので

夜分色々と相談しなければいけない案件が、、、、

で、 思いっきり寝不足で

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でも3日目も 朝一の 海外特別講演から 間に合いました


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ワシントン大学の Greg J Huang 先生で アライナーに関する発表です

前日の会員懇親会の時に 挨拶をされており 

「明日の講演では 笑って!っていうところがあるから よろしくね」と言われていました


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英語も聞き取りやすく 困ることは無かった、、、はずなんですが

すいません 寝不足もあり 笑うポイントが ずれてしまいました

同時通訳レシーバー 借りればよかったかああ、、、、

午前は JOSフォーラムと スタッフ&ドクターセミナー1も この後あったのですが

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ポスター会場に移動して 少し業者さん周りと 昼前後の討論前に 今一度ポスター周り

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知っている先輩方には 発表に関しての アドバイスを積極的に伺いました

皆さま 貴重なお時間いただいて 大変感謝です

今回は「保定」に着目し 長期経過症例をもとに 「治療って むつかしいよねええ」という

議題定期の発表をさせていただいたのですが ざまざまな先生の治療アプローチ アイデアを伺えました

*****

さすがに疲れていて ポスター会場の隣にある 中継会場で教育講演は拝聴

東北大学の 江草 宏 先生は 補綴の教授でもありますが 他にもいろいろ兼任されていて
ほんとに忙しいんだろうなあ、、、と思います

「ディープテックが拓く歯科医療の未来」と題したご講演

やはり 技術はただ研究すればよいというわけではなく それを市場がどのように価値があるものと認め
有効活用してもらえるかにあると、、、

そのためには ニュースソースに取り上げられ 別分野からも引き合いがあって 臨床活用されることが大切だと

未来は まだまだ と 夢のある話をうかがいました

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ここからは 第一会場に移動して 海外特別講演4と
シンポジウム2 閉会式と 流れました

第10回の 国際矯正大会 IOCの 会長である Flavia Artrse先生
次回はリオデジャネイロが開催地になります


前回は 2020年に 横浜開催だったのですが コロナ影響でバーチャル大会となってしまったのです


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最後のシンポジウム2は 垂直的問題に対するアプローチとまとめ

4先生のご講演でした

北海道医療大 飯島雅弘教授
東京歯科大学 西井 康教授
九州歯科大学 郡司掛 香織講師
小川矯正歯科 小川 晴也院長

機能的には 扁桃肥大などは 早期に改善着手しなければ 骨格性にも影響が残るという事

状況に応じ インプラントアンカーの治療も今では存在するが とはいえ難症例になること

やはり手術適応もあるが 手術で何でも簡単に完ぺきではない事

歯を動かして終わりではなく その後もしっかり 機能させる大切さ などなど

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閉会式の 森山啓司大会長のご挨拶は 本当にいろいろ お仕事大変であって
それを 医局員や周囲の方が サポートしてくださっていたことの感謝の辞では
こちらも 落涙しかけてしまいました
感謝できるって いいですね

その後 しめで 北海道大学の 佐藤教授です

その昔 AAOでハワイにベビーカーで行ったときに 
帰りの空港で ドアを開けてくださったところから お話させていただくようになりました
大変優しい先生です

来年は 9月29日月曜日〜10月1日の水曜日まで 北海道で開催です

参加できるように 日々がんばりますね
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そして 疲れた、、、、


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2024年10月30日

2024 日矯 2日目

10月30日木曜日でした 残念ながらこの日も雨模様
ポスター張りは朝9時からの設定なんですが、この時間から貼っているとマクナマラ先生の海外特別講演1に遅れてはいることになってしまうので、早くに行って開会式前にポスター張り予定にしました

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ラッシュは疲れますね、、、、
朝一 アイドリー矯正歯科の 川島先生とお会いしたので パチリ
先生は登録と講演へ
私は展示会場へ

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まだだれもいない〜〜〜 展示会場です

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貼り終わると 暑いです

ぴったりサイズでしょ

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そしてトイレに行ってから

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開会式

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森山教授の挨拶です それに続いて

James A McNamara マクナマラ先生の 59年の経験に基づく一個人としての見解としながら
近代歯科矯正学における治療選択の進化について ご講演を拝聴

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治療技術の変遷を 自らアグレッシブに行動して 学び 活かし 評価して 
さらに今もその気持ちを 継続されていて 本当に素晴らしい

続いてはシンポジウム1

今回の学会タイトルにもなっております

「矯正歯科治療における形態と機能の調和を目指して」ですが 副題として
側方的問題に対するアプローチ となっております

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座長が鹿児島の宮脇教授と アリビオの久保田先生

最初が Ute Schneider-Moser先生 ドイツ出身でイタリアの先生なんですね
治療に関しては データとかの提示は少ないのですが 症例をもとにされていて 英語も大変聞きやすく良かったです

私のオフィスは まわりにも一般歯科で矯正をしている先生だらけなので、わざわざ紹介されてくる方は厳しい状況の方が多く感じます。なので、幼少期からの前期治療であっても MFTや部分治療をしながら、連続抜去法に準じることも多くあります。

こちらの先生も 連続抜去でC抜歯からの4番抜歯で5年ほどの経過を見て 全体マルチブラケットで仕上げて きれいなスマイルを獲得していると力説されていました

幼少期から 前歯の傾斜の影響 顔貌 表情も大切にしているのは イタリアの風土もあるのかもしれませんが スマイル写真のポーズにびっくりしました!!

正面、正面のスマイル(イー)、側面、側面の「イー」が イデアで多くとる顔貌写真です 
親知らず抜歯後などは 斜め45度の左右もとることもありますが 多くはありません 
ただ、立体写真にしています

で、イタリアのスマイルは 体の向きが違いました
背中側の肩が見えているんです!
後ろを振り返って笑顔!!!!!!!

うーーーん そういう動きがあると 自然に笑顔になれるんですかね
確かに正面向きで 「とるよとるよ」と待っていると緊張しちゃって 笑顔が固くなるかも

向こう向きで、「さあ!振り返って!」で振り返った時に カメラマンが変な帽子かぶってたりしたら
笑っちゃうでしょうしね

学ぶところ多々ありでした!!!!


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込み合う会場

あと 抜歯しないアライナー症例の 前歯だけ並んでいてかまない症例の困った具合は 世界で共通の悩みですね
また、スマイルアークが非抜歯だと直線で水平になりがちで 抜歯したほうがきれいに上向きカーブになるとの見解

素人医療相談サイトのような場所では 抜歯すると口許が下がるとか しわが出るとか 笑顔にならないとか まったく非論理的なネガティブイメージが出てきますが 実際にちゃんと治療していると 抜歯したからと言って 狭くてみすぼらしい歯列になんかなりませんという事を 強くおっしゃっていました

そうそう!そうなんですよ!!!! ちゃんと治療前後の模型分析もしていると 広がって安定してたりするんですって

あと前半で言っていたことですが MARPRと下顎リップバンパーも 前期治療で多めの様でした

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そのあとは 日大松戸歯学部の 根岸慎一教授 歯科矯正学講座です

食物、食習慣に関して 継続して調べられております

食物の選定に関しては 和洋女子大の先生とも一緒に考えているとの話が出ました

医科歯科も 教養部が国府台にあり 隣の隣が和洋女子大でした

その目の前の 国府台グラウンドでは 日大松戸の陸上部の先生ともよくお会いしていたので近隣の関係なんですよね

今でも その関係から 自由が丘の Naoデンタルの 岡田先生とはお付き合いさせていただいています。


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こんなガムもありますね

さて、午前最後
鶴見大学の歯科矯正学講座 友成 博教授のご講演
非対称症例の機能的問題と側方的問題に対するアプローチ

私は上顎骨の骨切りを併用した SARPEはさせていただいたことがありますが
拡大装置と上顎骨をスクリューで骨固定して行うMARPEは 行っていないんです

でも SARPEのほうが侵襲が多いこともあったり 後方で骨干渉が生じたこともあるので
最近はMARPEのほうが良いという発表も多いですね。

まあ 上顎の正中縫合が癒合してしまう前に 一般的な急速拡大装置を用いて拡大したほうが
成長変化による悪影響も少なく 左右差も減じる期待もありますので 
治療技術は幅広く存在して選べるのはもちろん良いことですが
そうなるまえに 早めから手を打つという 基本も大切だと思います

14歳までは通常の急速拡大だが そこから18歳までは個人差が多いとのこと
その後は外科中心という事ですが チャレンジ症例も以前見たことがあります

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やっとお昼 企業プレゼンテーションです

おお フォレスタの桑原さんが 良い声で司会ですね

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講演会場から 企業ブース、展示会場のパシフィコへ

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朝一と違って ポスター一杯

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こんな雰囲気です でも まだガラガラね 

講演会場の方は 大体立ち見になるほど混んでます

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隣は 学生の頃 ライターでもあった 大坪先生でした

今回の発表に関しても アドバイスいただき 大変感謝です

その他軽く業者さんブース廻って 途中で知人と話などしていたら

!!!いかん 午後1の臨床セミナー 始まってるよ


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「歯科矯正用アンカースクリューを用いた臨床をアップデートする」として

トップバッターが医科歯科の、、、いや 東京科学大学の後輩である 上園先生から

立ち見で聞いたよ〜〜

続くは東京歯科の立木 千恵先生、愛知学院の藤原 琢也先生、Won Moon 先生と 皆 矯正医の先生の発表です

会場混雑で 最後のWon先生のところまで ずっと立ち見してました 最後やっと座れたよ

皆それぞれ 上手な症例 効果的なアンカースクリューの用い方を提示してください 「臨床セミナー」の名の通り

大変参考になりました そしてMoon先生のプレゼンは 力強くて 楽しかったです

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感謝状贈呈の後の 記念撮影ね 左端が西井先生で 隣が上園先生だ 右端は西井先生と一緒に座長努められていた 愛知学院の 宮澤 健教授ですね

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そして 会議センターから 展示ホールに戻りました

写真はOrmco 今は エンビスタですが インシグニア担当の小濱さんにとってもらったよ

午後の3時~4時は 講演会場は 海外特別講演Uで CLPに関してだったんですが
ここはポスター視聴などにあてました

今回は業者さんブースもあまりみれなかったなあ、、、、

そのあとは 第二会場の講演で ワークショップに行きました

「矯正歯科専門医制度の認定と今後について」でしたが

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なかなか むつかしいですねえ

今のうちに 厚労省が認める「日本歯科専門医機構」の 専門医を 取得したほうが良いというお勧めは理解できたのですが

ん−ん−ん− 

出席点、 発表点、はいけるようですが

もう一度論文いるのか?症例報告は今から準備、、、、ん−ーーーどのように資料必要なのかな
口頭試問はなんとかなるとしても 座学のテスト今からですか、、、、、

で、 情報は ネットで見てくださいとのこと

まあ そういう時代ですけどね ああ、ああ、ああ、、、、 ちょっと気分が重くなりました

質疑応答も 結構高齢の先生方から 「これは大変だ なんとかしてくれ」が多かったのですが
「国として これからの若い人たちと患者さんのための専門医ですので」ということになり

そうなると わたくしも 高齢者側で カットオフ対象なんかもね と さみしくなった

まあでも 肩書で日常が変わるものではないですから 今まで通り頑張れたらいいな!

懇親会からは 明日にします


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posted by Orthodontist Hajime FURUKAWA at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 学会・展示会・講習会

2024年10月29日

2024 nikkyou 初日

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10月の最後 29−31で 第83回の日本矯正歯科学会が開催されました

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場所は パシフィコ横浜で 主幹が わが母校、、、、東京医科歯科大学 改め

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東京科学大学として 開催する 最初の学会になりますね

テーマ色は CMYKで 100,82,8,16

RGBで 28,49,119  だそうです

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初日が 生涯研修セミナー 内容は「ビスホスホネート製剤と歯科治療」

医科歯科の先輩で 東邦大にいらっしゃる 関谷先生が大変詳しくて

以前同門会でも講習をしてくださった内容の アップデートになりますね

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要は 今は休薬はしていない事 

抜歯がもとで 顎骨壊死になるのではなく

感染巣があることにより 骨髄炎となるということのようです

ということは 根治されている歯など どんどん抜いてしまったほうが安全とも、、、

極論はいけませんが、 天然歯同士での咬合がない患者さんの場合に 「8020」の弊害で

とにかく歯を残すべきだという 怨念に取りつかれるのは良くないと思いますね

矯正治療を行っていても「歯を抜かない治療でならばやりたい」という患者さんの

たいへん悩ましい治療予後を 自分の目でも 学会などでも 多く見てきて 心が痛みます

どうして 自分に都合の良い情報だけを 信じてしまいやすいのでしょうね


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この日、夕方から参加したのですが、 雨風がだんだん強くなってしまって 

帰るときに会場周りで食べていこうなんて思えない寒さだったです

続いてサテライトセミナーの1を拝聴してきました


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新城の駅の看板 なんとなく 大切な漢字が入ってたので

「外科矯正治療の今」と題して 3名の講演者の先生方

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トイレもちゃんと行って しっかり拝聴

東京歯科大学の 菅原 圭亮先生は 口腔外科学講座の 准教授の先生

以前の顎変形症学会でも 見せていただいたことがありますが 各種デジタルテクノロジーを駆使した

外科矯正治療の今を 供覧してくださいました

丁度ワタクシモ、 その手の発表を以前しておりまして ご縁がありますが


2015年ですね

3DのVR,ARを 複数人で同時に立体視できるシステムで

空間上では3Dマウスを利用して操作をしていましたが

今は ホロレンズでは 手にマウスを持たずに 空間ジェスチャーで操作で来ちゃいますもんね

それに 大画面を共有する3D画像だと 多くても数人となってしまうのですが

VRゴーグル利用での 空間表示だと 逆側からも見ることができるので 人数も増やせます

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続いて 東北大学の 山内 健介先生 顎顔面口腔再建外科学分野の教授です

2003〜2011の九州歯科大学の頃の発表時から お話させていただいている先生ですね

実際の手術手技、 補助器具 評価は軸位でしっかり見ることが大切などのお話

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会場 夜なのに 満席でした

最後は大阪大学の黒坂 寛先生 顎顔面口腔矯正学教室の 准教授です

〜〜講座 とか 〜〜教室 とか 表記がいろいろあって 司会の先生方は間違えないように読むのが大変そうです

骨延長に関しての診断と治療という事でした。

骨延長では 香川県立の 三次 正春先生もたくさんされていましたし
へミフェイシャルでは 東大の 須佐美先生がいろいろお話してくださったこと覚えています

小下顎の場合 関節頭に過剰に圧力がかかることで状況悪化の懸念があるので いろいろ工夫して治療を行っており
昔よりもシミュレーションが効果的に手術に役立っていますね

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初日は 早々に帰ってまいりましたが

会場から駅〜 みなとみらい線、東横線と 

自由が丘の成田先生および 自分の同級生二人の4人で帰ってこれて
いろいろ勉強させてもらいました

翌日朝早くに ポスター張りがあるので寝るねる
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ミニオンの オットーなんですが ゴーグルの糸が一部切れて
上に持ち上げられるようになってしまったんです

老眼になってきた オットー君、、、、みたいですよね
posted by Orthodontist Hajime FURUKAWA at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 学会・展示会・講習会
記事の下部テキストです 日経平均株価は底値で、、、