イデ・アイデア雑記ブログ 
  記事の上部テキストです 丈夫じゃないけど、、

2014年06月25日

医歯薬武蔵の会 総会開催されました

 現在は6月25日の午前中です。サッカーワールドカップブラジル大会で日本の予選最終戦が朝5時から放送されていた関係で、眠気を感じている社会人の方が数パーセント増加している日本の朝だと思います。

 さて、

 先月になりますが5月17日の土曜日に銀座の東武ホテルにおいて 医歯薬武蔵の会 総会が開催されました。診療の調整を行なって、参加させていただきました。

 
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 ごあいさつくださっているのは中学高校の校長先生をしてくださっている 梶取 弘昌先生 です。

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 私が中学のとき、音楽の先生をしてくださっていました。(突然思い出したのが、「ロマンチストの豚」 これは別の音楽の先生の授業のときだったかなあと思いますが、、、)


 総会では学園の今、そして今後に関してのお話をしてくださいました。総会資料の「その他の近況報告」の欄で、

  教員の『裏芸』を生かして開講しているという講座では好調もライフワークである『アレクサンダー・テクニック』の講座を行なっていると記載がありました。

 「からだ」を見直す〜アレクサンダーテクニックを応用して〜

 歯科医師の場合、アレクサンダーテクニックといえば、マルチブラケット法における矯正治療技術をシステマチックに行なった大家の「アレキサンダーテクニック」だと思ってしまいますが、、、

◎あれくさんだー
xあれきさんだー

3文字目がちがいました!

 この、アレクサンダーテクニークの概略は私はイデアに来てくださっている声楽家の先生から教わりましたので、又聞きになってしまいますが紹介させていただくと

・昔あれくさんだーさんという 舞台俳優さんがいました
・あれくさんだーさんは、舞台に立つと声が出なくなって、歌えなくなってしまうのです
・どうしたらいいんだろう、医者にそうだんしても治りませんでした
・だれもたすけてくれないなら、自分でなおそう!あれくさんだーさんは立ち上がりました
・自分を見直すことから、自分自身の緊張を解放することが大切だと見出しました
・緊張の開放が出来ることで、自分自身の体を思い通りに生かすことが出来るということを発見しました
・そして、あれくさんだーさんは、舞台で自分自身を表現できるように復活しました
・それから、自分が発見した考え方を他のヒトにも教えてくれたので、アレクサンダー テクニークとして確立されました

と、いうことで概略はOKだとおもいます。

 筋の緊張をほぐすというトレーニングからは自律神経の調整機能を高めるという効果が予見されますので、どなたが行なっても悪影響は少ないでしょう。

 また、呼吸を大切にしているトレーニングが多いことは、矯正治療上のMFTにも密接につながります。口の機能は摂食だけでなく、構音もとても重要です。機能と形態はリンクしていますので、機械的な矯正治療技術だけでなく、機能的なトレーニング指導を行なうことが車の両輪となるものです。

 矯正治療の機械的技術は材料の進化によってそれなりに簡単になったように思われています。しかし、顎顔面の発生・発達を学ばずに、ただ歯を動かせるだけで「私は矯正が出来る歯医者です」と思い込むのは危険だと感じています。
 機能面まで考慮しての治療計画を立てることは顎関節に対する影響も考慮していますし、歯を並べただけでおしまいなのではなく、その後歯列がどのように成熟していくのかまでを考えるきっかけとなります。
 
 イデアでは従来よりMFT(口腔筋機能療法)を行なっております。MFTの方法はいろいろあります。システマチックなMFT指導書もありますが、私は一人ひとりのお口の状態や個性にあわせて、より効率的なトレーニングを行ないたいと日々試行しております。
 そのチャレンジの一つとして、現在は声楽家の方に直接患者さんを指導いただいているときもあります。アレクサンダーテクニックを利用したトレーニングを行なっているうちに緊張が解け、さらに深い呼吸を促すような運動をしているので段々お顔も赤くなってきます。たいへん自然な笑顔と充実感を見ることができることに感銘を受けます。

 ちょうどそんな状況で、母校の校長先生も同じテクニックをライフワークとされている偶然をとてもうれしく思いました。

 各種報告に続きシンポジウムを行ないました

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 医科、歯科、薬学のベテランOBにくわえ、現役の医学生も壇上に上げられています。教授経験者に並び大学生!もちろん経験値はものすごい開きがあるわけですが、これからという先生候補も大ベテランからの質問に自分の言葉で考えながら、なんとか発言を終えたことに拍手でした。

 
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 その後、懇親会となりましたが、私の同期は6人が参加していました。同期の弁護士を務めるものが同窓会の顧問弁護士としての仕事もしているということで、お会いできました。伺うと、なんと13%が医療人となっているという話(自分の同期だけなのか、過去からの平均かまでは聞きそびれましたが)。1学年が200人に満たない高校なので、総数も少ないものではありますが、確立は確かに高いかもしれません。

 この日の同期は 眼科教授、産婦人科准教授、総合病院院長、整形外科助教、矯正歯科院長(私)、放射線科医局長という見事に分野が分かれたラインナップでした(名簿順に紹介)。

 他にも同級生で私と同じ大学の医師も歯科医師もいるのですが、この日は都合がつかず、参加名簿にも載っていなかったことは残念でしたが「便りが無いのは良い知らせ」ということで、日々臨床の忙しさがあるのだろうと推察しました。

 多く出ている専門学会とは異なり業種が違うのですが、普段聞けない話を聞けることもあり、有意義で活力をいただいてまいりました。

 また、同期に限らず部活の先輩の先生や、デンタル武蔵会で仲良くしてくださっている多くの先輩方にもお会いできてお話できました。

 *****

 ただ、とても残念なことも


 デンタル武蔵会の幹事を務められ、今回の総会の準備委員会でも活躍されていた 神田 原樹先生がこの週の頭に急逝されていたという報告を伺いました。

 神田先生は同じ医科歯科大学の先輩でもあり、大学の歯科同窓会においても常任理事を勤められていた、武蔵では44期、医科歯科では学26期の大ベテランの先生でした。

 私が歯学部に入った年にデンタル武蔵会に参加させていただき、それから卒業し、医局に入り、勤務をし、開業をし、その間ずっとやさしく接していただいてまいりました。私も後輩を見ていて思いますが、わが子、わが弟子という気持ちで面倒をみてくださっていたことだと思います。

 いつも穏やかな笑顔の印象的な先輩でした。ご冥福をお祈りいたします。
  
posted by Orthodontist Hajime FURUKAWA at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 学会・展示会・講習会
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