11月12日UPのブログでは 日矯2014 その(−1)で、イデアから会場に行くまでしか書いてませんでした。
院内スライドには11月分でスタッフレポートを出していたので、それを転載することにしました!
第73回日本矯正歯科学会が10月20日〜22日までの3日間、盛大に行われました。東京ディズニーランドの先幕張メッセです。イデアからは約2時間弱かかりました。今回私は2日間参加させていただきました。初日には国立科学博物館・人類研究部海部陽介先生の「人類進化の観点からみた歯・歯列・咬合」という講演がありました。
700万年以上に及ぶ進化史、アフリカ猿人の顎と歯は華奢であったが約400万年前以降一時大型化するが240万年頃の原人は小型している。日本の縄文時代は歯列が広く切端咬合、咬耗が激しく下顎枝が発達している現代の咬合となぜ異なるのか?
調査の結果、主に食材の変化と調理技術の発達に起因する咀嚼(噛むこと)の習慣の減過と咬耗量の減少が日本人の咬合を変えてきた。数千年間の変化は日本に限らず世界的な現象であると話されました。「しっかりと噛んで食事をする」とても大事なことなんです。このとても大事な「噛むこと」は2日目の橋 治先生・橋 未哉子先生による「MFTと矯正歯科の効果的な連携」というセミナーでも取り上げられていました。
「正しく食べると発音することは歯列・咬合に密接な関係がある」と。MFT(口腔筋機能療法)とは歯列を取り巻く筋肉の機能を改善する訓練法であり口腔機能の改善により歯列の発育が良い方向に誘導されることがあるとされています。
( 生涯研修セミナーは 続いて 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座教授の葛西 一貴先生の講演がありました。上図はその抄録)
噛むこと、ベロの動き、姿勢がとても大切なことと話させていました。イデアでもやってますね。ポッピング・ポスチャー・ステック・ボタンプル・フーセンなどたくさんのトレーニング。先生の指導の元、患者様がよりよくなるようにスタッフ一同日々勉強し努力しています。ぜひ一緒にトレーニング頑張りましょう。
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ということで、 初日の 生涯研修セミナー 「人類学と矯正歯科」 のレポートと
2日目の スタッフ&ドクターセミナーまで いい流れでご紹介いただきました。 Sさん原稿どうもありがとうございます!!!