朝一の臨床セミナーに続いては「ラウンド・テーブル・ディスカッション : RTD」です。
今回は学会の展示会場のうちの会議室を利用していましたので、移動が簡単で非常に助かりました。
円卓を利用して、お昼の時間にあわせサンドイッチを食べながらですが、お互いに顔の見える距離でディスカッションを行いながら知見を広げて行こうという「臨床的な討議」の場です。
私も今までに2回モデレーターをやらせていただいたことがありますが、今回は研究仲間のテーブルの補佐としての参加です。
筆頭の プロ矯正歯科の田中 憲男先生 は お互いまだ大学病院に在籍していたときに、学会ではなく共通の知人宅でワインを飲んでいてファーストコンタクトとなった偶然の縁をお持ちの方です。 その後、学会での発表などを通じ話をするようになり、いつのまにか親しくさせていただくようになりました。
セカンドの古谷 忠典先生は CTデータの操作をすること、顎変継症のシミュレーションを作成することに関してはナンバーワンの先生でしょう。 三次元シミュレーションでは何ができて、何が苦手なのか。 どのような方向性で臨床活用できるだろうかと言うことをディベートできる数少ない先生のうちの一人だと思います。
まずは配布いただいた資料を見ながら、サンドイッチもいただきました。
今回は「医療連携」についてですが、三次元解析のためのソフトウェアと言うのはどれもこれも、操作を理解するには難しいものばかりなんです。私がやってきた歯列模型のデータ操作のソフトはいわゆるCADになるのですが、歯科専用のソフトウェアであれば機能を制限した分操作は簡単になっています。しかし、任意に分析を行いたいとなると機能が多い捜査が難しいCADソフトを使わなければなりません。
その操作を電話などで教えたくても、お互いが同じパソコンを見ながら出なければ、全く要を得ませんでした。
やはり、実際に操作するところを見なければ、なかなか技術は習得するのが難しいものです。
でも、大学に在籍しているときならまだしも、臨床に携わりながらお互いの時間を合わせるのは難しいものですし、さらには指導者と弟子が遠く離れたところに住んでいる場合など、もう、どうにもなりません。
ということで、最近ではスマホの一般化から、多くの方が自宅のPCを外出先から操作するためにも多く用いられている「リモートソフト、会議ソフト」を利用するということに関し、操作説明などを行いました。
会議場でバッテリーで動いているノートPCが複数台ありますが、それらの画面がリンクしているのです。今、モバイルルーターも1台に対して4回線とか8回線とかつなげちゃうみたいなので、すごく便利ですね。
私も自分のPCとモバイルルーターを持参し、別回線から会議にリンクしてデモしていました。
こうすることで「百聞は一見にしかず」ということを、 場所の問題を超えて 行うことが出来るようになるんですね。パチパチ!
以上、2日目レポート その2でした。