イデ・アイデア雑記ブログ 
  記事の上部テキストです 丈夫じゃないけど、、

2015年04月17日

東京矯正歯科学会 春季セミナー2015 行ってきました

 昨日、4月16日(木曜日)はお知らせさせていただいていた通り、東京矯正歯科学会の春季セミナーにスタッフも参加させていただきました。(今日確認したら不在時間にも何件かお電話いただいておりました。失礼いたしました)

 混合歯列期の矯正治療−効果的な結果を得るために−

ということで 講演者は 伊藤 智恵 先生と 井上 裕子 先生 でした。

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夜6時からのスタートで2演題だと終わるのは8時過ぎかなと思っていたのですが、お二人の講演が終わったのが丁度8時で、その後質疑応答を聞き終え、会場の有楽町マリオンを出たのはすでに9時になってました。
 質疑も知人の安井先生から始まり、滝本先生他数名の質問で盛り上がり。中には「自然科学とは」という問いから「サイエンス、そしてアート」「医学、科学、俗学」といった言葉の概念にまで広がる話もありました。
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 ベテランの先生方の熱意やすばらしい治療例も勉強させていただいた講演ですが、今回は「こんなにひどいことって、あるんだろうか」と悩むような事例もご紹介いただき、非常に考えさせられました。

 常日頃(私の個人的意見ですが)医療とは単純に均質に与えてもらえるものではなく、個々の置かれる地域、環境、時期などによって(残念かもしれませんが)違いがあるのが当然であろうと認識しています。
 それは世界が広く、地域差があるように、「狭い日本そんなに急いでどこへゆく」と交通安全標語になっていたとしても、日本だってとてもとても広く、地域差があるものです。それをなくすことは出来ませんが、底辺を出来るだけ上にしていきたいとは思います。そのためには頂点がもっと高く、広くならなければと思うのですが、人のなすことですので、上があれば下があるというのも変えられない事象なのでしょう。悩ましい。

 矯正専門医である私たちであれば、あまりにも当たりまえな「患者さんの状況をしらべ、説明してから治療を開始する」という流れがあります。しかし、今回の悩ましい症例は、そのような説明も資料も何も無く矯正治療を行なって、望ましくない結果に至ってしまったという実例たちでした。
 
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 今朝のイデア 業者さんがユニットのメンテナンスを行っているところです。

 当然、医療者側の問題が多いものですが、「これでいいのだろうか?」と患者さん側も疑問を持ったら、ちゃんと相談をするべきではないかと思います。いわゆる患者さん側のデンタルIQを高めていく啓蒙活動と言うことを行う必要性を感じています。

 そのことで、丁度来週のNHK朝の情報番組 あさイチ で 伊藤 智恵先生が こどもの矯正治療において大切なポイントなどを お話されるとのことでした。

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 で、番組ホームページをチラッと見た範囲では、、、何曜日にやるのか、わからな〜い。
私が普段見てないので、何曜日に医療特集をしているのかなど、知識が無いです。もしかしたら、医療特集での放送とは限らず、「震災その後」という流れから紹介されるかもしれませんし(伊藤先生は宮城県でご開業され、震災の影響を受けている地域です)、「子育てトピック」的な部分から流れてくるのかも、、、

 伊藤矯正歯科クリニック 宮城 仙台 で さがしてもホームページは医療ポータルしか出てこないので、お持ちではないのかもしれませんね。詳しいことがわからず残念です。

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 ユニットメンテナンス中に受付を撮影、5月に向けて

 さて、今日の診療準備ですが、受付を見て、近づくと

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 こいのぼり2015バージョンです。実は、
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 チロルチョコの 空き袋に穴をあけて

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 適当なプラスチック棒を差し込んで、めざしのようにして
 
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 念のためですが、中身のチョコは抜いています。重いと棒が曲がっちゃうので

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 プラ棒は よくある仮止めテープで机にぺたっと(ここはあまり見ないで〜〜)
 ということで、廃品利用のエコこいのぼりでした。

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 何年も前に作ったこいのぼりモビールも出ています。
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 今年は風があたる場所だったようで、「カチャン カチャン」と 軽い木のぶつかる音がしています。
 ある、男の子のお母さんの患者さんが見ていて「いいですねえ、風鈴」とのことばが聞かれました。

 そういう感じ方もあるんですねえ。

 大人の矯正治療はちゃんとやれば必ず変化が得られますが、その確実性や効率性にばかり注目してしまうと、幼少期からの子どもたちの矯正治療がないがしろにされてしまう傾向があります。

 今回のご講演された先生方も「それではいけない。将来の目標がない矯正治療をしていては、子どもの矯正治療の評価が誤解されてしまう」と懸念されておりました。だからこそ「楽しく治療に通ってほしい」と願う言葉も聞かれました。
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 イデアに通う子どもたちの中に、「楽しい」って思ってくれている子はどれくらいいるのかな??

 「うちの子、歯医者はすっごくキライなんです。でも、イデアは楽しいから行きたいって言ってくれるんで、本当に助かりました」とお母様方からコメントをいただくことがとても多いように思います。

「いや、、、イデアも歯医者なんだよ、、、」とちょっとだけ悩みつつ、少なくともコメントをくださった子にとっては、楽しい何かがイデアにあったということを、私もとてもうれしく思います。

 すべての方にフィットする形はないけれども、ひとりひとりの子どもたちにあわせて形を変えられたら、と思って日々心がけていますので、今後ともよろしくお願いします。
posted by Orthodontist Hajime FURUKAWA at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 学会・展示会・講習会
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