イデ・アイデア雑記ブログ 
  記事の上部テキストです 丈夫じゃないけど、、

2015年07月06日

2015 IVR なんとか行ってきました

2015バーチャルリアリティー展、行ってきました。

 今年はたくさん調べたいことがあり、6月24−26の3日間、全部朝見に行こうかと前の週までは予定していたのですが、実際に直前となるとあれが先かな、これが先かな、、、となってしまって結局は最終日だけの参加となりました。予約調整を行って診療開始時刻をその日だけ遅らせることで何とか対応。

 「時間が無い、時間が無いというのは、私は無能ですと公言しているようなものだ」とどこかの誰かが言っているかもしれませんが、自分だけで仕事してるのではないので、何でも思い通りにとかはならないですよねえ。特に、治療に関していえば、症例の難度はこちらで選択できるものではなく、難しい症例の診断が重なったり、学会などがあったりすれば、多少のしわ寄せはあるもんです。日程を無理に組めば、どこかで集中力が下がってしまう可能性がありますから、年齢的にも無理はしないのが賢明と考えています。

 まずは間違いないところからで、いつもお世話になっているクレッセントさんのブースに直行しました。
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 同じ名前つながりの「創社長」ですが、これから数年後、この隣に漢字は違うかと思いますが「はじめしゃちょー」が並んでいたらどうしようか、、、心配だなあと、ちょっと妄想。まあ、畑が違うから可能性は非常に低いでしょうが、ゼロではない。

 熱気あふれる会場、人出は多かったです。昨年まではメインコンテンツにオリジナルで作成されているヘッドマウントディスプレーを用いたバーチャルリアリティーの3DCGを用いていたクレッセントさんです。
 バイコンのシステムを用いて位置情報を抽出して画像を調整することは今年も同じですが、ディスプレーはCanonのAR(MR)ディスプレーに挿換し、軽量化が進んでいます。見えるものすべてを3DCGで作り出して表現することは大変な作業。リアリティーを求めると、作りこみも細かくなってしまいます。対象コンテンツのみをAR表示すれば背景の解像度を高めなくてもリアリティーが向上するものですね。

 周辺情報をすべて3DCGで作りこまなければならない映画もあると思いますが、それは費用対効果の問題もあるもので、展示会でのデモ用コンテンツを毎年変えていくことを考えるとARは一つの流れかなと。まあ、用いるべき内容に応じてARもVRも残ると思います。

 しかし、タイミング悪く悩ましい記事も
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 医科歯科の同窓会会員に定期的に届く広報誌Bloomですが、この中の記事から
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 内視鏡手術を行う際に、ソニーのHMDを用いて行うというもの。うーん。ARのHMDを用いておいて、画面の大半を内視鏡画像とするのであれば賛成なんですが、周辺視界をさえぎるタイプのHMDでは、術者の体調が心配です。
 写真だけからすると、個々の術者の体動を識別して表示調整は行えていないように思えます。4名の術者がHMDを装着していますが、同じ映像を見させられているのでしょうか。もう10年以上前になるかと思いますが、外科シミュレーション学会などではダビンチを用いた遠隔操作の内視鏡手術について発表などを見せてもらいました。用いている立体視の内視鏡カメラや表示ディスプレーなど、もちろん解像度はどんどん上がっていると思いますが、表示をみて手を動かすという作業を行うのは同じ人間ですからねぇ。根本的な問題があると思います。

 助手的役割の場合はそれこそ「広い視野」が必要だと思うのは私だけかなぁ?
 
 国立大学であっても、産学連携を取っていこうという流れで

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 他にもこんな案内も
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 ヘッドセットに装着したセンサーに対応して、ロボットが内視鏡を動かすという記載もありますね。
 ってことは、このシステムとも実は融合されていくのかな。

 まあ、どうしてもソニーのHMDで進めるということであれば、小型カメラを個人個人のHMDにセットしておいて、その画像を周辺情報として個人個人に別個配信してもらえれば、事故は減らせると思います。
 アシスタントは周辺情報8、内視鏡情報2、 メイン術者は逆の比率で、 
 第二助手の場合は周辺5、内視鏡3、第二カメラ2とか 、オペの内容によっては 超音波やCTのデータもリアルタイムで表示重ね合わせなども出来るようにしたいという方向で検討したら、有用性は高まるのではないでしょうか。

 内視鏡カメラを複数挿入し、画像情報を統合して腹腔内を三次元構築し、アシスタントのディスプレーにはアシスタント視点からの対象臓器とインスツルメントを表示する考えに進んでいってくれれば良いでしょう。
 ただ、やりすぎると結局開腹したほうが簡単だし早いじゃないかって、原点回帰のタームが必ず来ます。その時期を乗り越えて、本当に必要な手技を残していくまでが開発者の役割なのですが、どうしても人員交代が早くてそこまで残らない傾向が悩みの種。

 要らぬ心配はさておいて

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 この、広い広いビッグサイトのメイン会場東ホールをすべて用い、さらには3年前からかな、西ホールまで進出してしまった総合展示会の地図ですが、矢印でしめした場所では

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 こんな、まっしろい展示スペースに、真っ白なエヴァンゲリオンっぽい造形物が2体

 社名も無ければ、案内役もなしと言う 珍しい展示形式。掃除を定期的にしているお兄さんが、唯一の情報源になりそうだったのですが、仕事の邪魔しちゃいけないなと。

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 おそらく、靴あとを消す為にずーーーっと掃除をしてくれているんだと思われるこのブースで、唯一白以外のものを発見。フィギュアを照らすLEDライトを設置している柱の上端にQRコードが貼ってありました。これを読むときっとメーカーさんのHPにつながるという趣向でしょう。
 ブース名を地図でみると「快速成形秋葉原」さんということになってましたが、展示会直後に検索してもデータが出てきませんでした。

 後日追加で、http://www.rmakb.com/  みつけました。 所在地は「埼玉県蕨市中央」です!

 あ、「蕨」っていえば、18の頃からスキー部で仲間となった明海大学出身の平松清二先生の平松歯科医院の最寄り駅です!http://www.hiramatsu-shika.jp/access.html

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 そうそう、明海といえばですね
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 医科歯科大学の同窓会報 No193 5月号ってことになってますね。ここに

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 医科歯科の顎顔面矯正分野で先輩だった須田 直人先生の近況報告が。丁度私が医科歯科に入った平成元年に、須田先生は北海道大学を卒業して医科歯科の大学院に入られていたようです。22年在籍し、平成22年から明海大学の教授となられています。

 これは2ページ目 
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 これ3ページ目
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 常勤医局員30名と言うことですが、口蓋裂学会のときと、顎変形症学会のとき、両方合わせたら10人くらいはzSpaceをみてもらってるかもしれないなあ。学会仲間となる数名の先生の笑顔も見えます。
 ページ最後の方で研究内容がありますが、3番目に「顎顔面形態のイメージング」ってありますね。

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 マラソンとか走ってるんですか、すごいなあ。やはり、医局をまとめるとなるとコミュニケーション力や体力も必要と言うこと、なのでしょう。そういえば、12階の3研にいらしたときのイメージよりも、学会でお話してくださる時の笑顔が輝いているようにも感じます。きっと以前よりも忙しくて大変なんだと思いますが、コミュニケーション力により笑顔を維持されているのかなあと、感心し、見習うところですね。

 あれ、確かバーチャルリアリティー展に行ったことを書くはずだったんですが、、、

 ま、いそいで他も備忘録を追記しますね。
posted by Orthodontist Hajime FURUKAWA at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 学会・展示会・講習会
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