10月の最後 29−31で 第83回の日本矯正歯科学会が開催されました
場所は パシフィコ横浜で 主幹が わが母校、、、、東京医科歯科大学 改め
東京科学大学として 開催する 最初の学会になりますね
テーマ色は CMYKで 100,82,8,16
RGBで 28,49,119 だそうです
初日が 生涯研修セミナー 内容は「ビスホスホネート製剤と歯科治療」
医科歯科の先輩で 東邦大にいらっしゃる 関谷先生が大変詳しくて
以前同門会でも講習をしてくださった内容の アップデートになりますね
要は 今は休薬はしていない事
抜歯がもとで 顎骨壊死になるのではなく
感染巣があることにより 骨髄炎となるということのようです
ということは 根治されている歯など どんどん抜いてしまったほうが安全とも、、、
極論はいけませんが、 天然歯同士での咬合がない患者さんの場合に 「8020」の弊害で
とにかく歯を残すべきだという 怨念に取りつかれるのは良くないと思いますね
矯正治療を行っていても「歯を抜かない治療でならばやりたい」という患者さんの
たいへん悩ましい治療予後を 自分の目でも 学会などでも 多く見てきて 心が痛みます
どうして 自分に都合の良い情報だけを 信じてしまいやすいのでしょうね
この日、夕方から参加したのですが、 雨風がだんだん強くなってしまって
帰るときに会場周りで食べていこうなんて思えない寒さだったです
続いてサテライトセミナーの1を拝聴してきました
新城の駅の看板 なんとなく 大切な漢字が入ってたので
「外科矯正治療の今」と題して 3名の講演者の先生方
トイレもちゃんと行って しっかり拝聴
東京歯科大学の 菅原 圭亮先生は 口腔外科学講座の 准教授の先生
以前の顎変形症学会でも 見せていただいたことがありますが 各種デジタルテクノロジーを駆使した
外科矯正治療の今を 供覧してくださいました
丁度ワタクシモ、 その手の発表を以前しておりまして ご縁がありますが
2015年ですね
3DのVR,ARを 複数人で同時に立体視できるシステムで
空間上では3Dマウスを利用して操作をしていましたが
今は ホロレンズでは 手にマウスを持たずに 空間ジェスチャーで操作で来ちゃいますもんね
それに 大画面を共有する3D画像だと 多くても数人となってしまうのですが
VRゴーグル利用での 空間表示だと 逆側からも見ることができるので 人数も増やせます
続いて 東北大学の 山内 健介先生 顎顔面口腔再建外科学分野の教授です
2003〜2011の九州歯科大学の頃の発表時から お話させていただいている先生ですね
実際の手術手技、 補助器具 評価は軸位でしっかり見ることが大切などのお話
会場 夜なのに 満席でした
最後は大阪大学の黒坂 寛先生 顎顔面口腔矯正学教室の 准教授です
〜〜講座 とか 〜〜教室 とか 表記がいろいろあって 司会の先生方は間違えないように読むのが大変そうです
骨延長に関しての診断と治療という事でした。
骨延長では 香川県立の 三次 正春先生もたくさんされていましたし
へミフェイシャルでは 東大の 須佐美先生がいろいろお話してくださったこと覚えています
小下顎の場合 関節頭に過剰に圧力がかかることで状況悪化の懸念があるので いろいろ工夫して治療を行っており
昔よりもシミュレーションが効果的に手術に役立っていますね
初日は 早々に帰ってまいりましたが
会場から駅〜 みなとみらい線、東横線と
自由が丘の成田先生および 自分の同級生二人の4人で帰ってこれて
いろいろ勉強させてもらいました
翌日朝早くに ポスター張りがあるので寝るねる
ミニオンの オットーなんですが ゴーグルの糸が一部切れて
上に持ち上げられるようになってしまったんです
老眼になってきた オットー君、、、、みたいですよね