イデ・アイデア雑記ブログ 
  記事の上部テキストです 丈夫じゃないけど、、

2024年10月30日

2024 日矯 2日目

10月30日木曜日でした 残念ながらこの日も雨模様
ポスター張りは朝9時からの設定なんですが、この時間から貼っているとマクナマラ先生の海外特別講演1に遅れてはいることになってしまうので、早くに行って開会式前にポスター張り予定にしました

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ラッシュは疲れますね、、、、
朝一 アイドリー矯正歯科の 川島先生とお会いしたので パチリ
先生は登録と講演へ
私は展示会場へ

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まだだれもいない〜〜〜 展示会場です

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貼り終わると 暑いです

ぴったりサイズでしょ

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そしてトイレに行ってから

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開会式

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森山教授の挨拶です それに続いて

James A McNamara マクナマラ先生の 59年の経験に基づく一個人としての見解としながら
近代歯科矯正学における治療選択の進化について ご講演を拝聴

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治療技術の変遷を 自らアグレッシブに行動して 学び 活かし 評価して 
さらに今もその気持ちを 継続されていて 本当に素晴らしい

続いてはシンポジウム1

今回の学会タイトルにもなっております

「矯正歯科治療における形態と機能の調和を目指して」ですが 副題として
側方的問題に対するアプローチ となっております

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座長が鹿児島の宮脇教授と アリビオの久保田先生

最初が Ute Schneider-Moser先生 ドイツ出身でイタリアの先生なんですね
治療に関しては データとかの提示は少ないのですが 症例をもとにされていて 英語も大変聞きやすく良かったです

私のオフィスは まわりにも一般歯科で矯正をしている先生だらけなので、わざわざ紹介されてくる方は厳しい状況の方が多く感じます。なので、幼少期からの前期治療であっても MFTや部分治療をしながら、連続抜去法に準じることも多くあります。

こちらの先生も 連続抜去でC抜歯からの4番抜歯で5年ほどの経過を見て 全体マルチブラケットで仕上げて きれいなスマイルを獲得していると力説されていました

幼少期から 前歯の傾斜の影響 顔貌 表情も大切にしているのは イタリアの風土もあるのかもしれませんが スマイル写真のポーズにびっくりしました!!

正面、正面のスマイル(イー)、側面、側面の「イー」が イデアで多くとる顔貌写真です 
親知らず抜歯後などは 斜め45度の左右もとることもありますが 多くはありません 
ただ、立体写真にしています

で、イタリアのスマイルは 体の向きが違いました
背中側の肩が見えているんです!
後ろを振り返って笑顔!!!!!!!

うーーーん そういう動きがあると 自然に笑顔になれるんですかね
確かに正面向きで 「とるよとるよ」と待っていると緊張しちゃって 笑顔が固くなるかも

向こう向きで、「さあ!振り返って!」で振り返った時に カメラマンが変な帽子かぶってたりしたら
笑っちゃうでしょうしね

学ぶところ多々ありでした!!!!


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込み合う会場

あと 抜歯しないアライナー症例の 前歯だけ並んでいてかまない症例の困った具合は 世界で共通の悩みですね
また、スマイルアークが非抜歯だと直線で水平になりがちで 抜歯したほうがきれいに上向きカーブになるとの見解

素人医療相談サイトのような場所では 抜歯すると口許が下がるとか しわが出るとか 笑顔にならないとか まったく非論理的なネガティブイメージが出てきますが 実際にちゃんと治療していると 抜歯したからと言って 狭くてみすぼらしい歯列になんかなりませんという事を 強くおっしゃっていました

そうそう!そうなんですよ!!!! ちゃんと治療前後の模型分析もしていると 広がって安定してたりするんですって

あと前半で言っていたことですが MARPRと下顎リップバンパーも 前期治療で多めの様でした

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そのあとは 日大松戸歯学部の 根岸慎一教授 歯科矯正学講座です

食物、食習慣に関して 継続して調べられております

食物の選定に関しては 和洋女子大の先生とも一緒に考えているとの話が出ました

医科歯科も 教養部が国府台にあり 隣の隣が和洋女子大でした

その目の前の 国府台グラウンドでは 日大松戸の陸上部の先生ともよくお会いしていたので近隣の関係なんですよね

今でも その関係から 自由が丘の Naoデンタルの 岡田先生とはお付き合いさせていただいています。


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こんなガムもありますね

さて、午前最後
鶴見大学の歯科矯正学講座 友成 博教授のご講演
非対称症例の機能的問題と側方的問題に対するアプローチ

私は上顎骨の骨切りを併用した SARPEはさせていただいたことがありますが
拡大装置と上顎骨をスクリューで骨固定して行うMARPEは 行っていないんです

でも SARPEのほうが侵襲が多いこともあったり 後方で骨干渉が生じたこともあるので
最近はMARPEのほうが良いという発表も多いですね。

まあ 上顎の正中縫合が癒合してしまう前に 一般的な急速拡大装置を用いて拡大したほうが
成長変化による悪影響も少なく 左右差も減じる期待もありますので 
治療技術は幅広く存在して選べるのはもちろん良いことですが
そうなるまえに 早めから手を打つという 基本も大切だと思います

14歳までは通常の急速拡大だが そこから18歳までは個人差が多いとのこと
その後は外科中心という事ですが チャレンジ症例も以前見たことがあります

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やっとお昼 企業プレゼンテーションです

おお フォレスタの桑原さんが 良い声で司会ですね

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講演会場から 企業ブース、展示会場のパシフィコへ

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朝一と違って ポスター一杯

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こんな雰囲気です でも まだガラガラね 

講演会場の方は 大体立ち見になるほど混んでます

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隣は 学生の頃 ライターでもあった 大坪先生でした

今回の発表に関しても アドバイスいただき 大変感謝です

その他軽く業者さんブース廻って 途中で知人と話などしていたら

!!!いかん 午後1の臨床セミナー 始まってるよ


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「歯科矯正用アンカースクリューを用いた臨床をアップデートする」として

トップバッターが医科歯科の、、、いや 東京科学大学の後輩である 上園先生から

立ち見で聞いたよ〜〜

続くは東京歯科の立木 千恵先生、愛知学院の藤原 琢也先生、Won Moon 先生と 皆 矯正医の先生の発表です

会場混雑で 最後のWon先生のところまで ずっと立ち見してました 最後やっと座れたよ

皆それぞれ 上手な症例 効果的なアンカースクリューの用い方を提示してください 「臨床セミナー」の名の通り

大変参考になりました そしてMoon先生のプレゼンは 力強くて 楽しかったです

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感謝状贈呈の後の 記念撮影ね 左端が西井先生で 隣が上園先生だ 右端は西井先生と一緒に座長努められていた 愛知学院の 宮澤 健教授ですね

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そして 会議センターから 展示ホールに戻りました

写真はOrmco 今は エンビスタですが インシグニア担当の小濱さんにとってもらったよ

午後の3時~4時は 講演会場は 海外特別講演Uで CLPに関してだったんですが
ここはポスター視聴などにあてました

今回は業者さんブースもあまりみれなかったなあ、、、、

そのあとは 第二会場の講演で ワークショップに行きました

「矯正歯科専門医制度の認定と今後について」でしたが

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なかなか むつかしいですねえ

今のうちに 厚労省が認める「日本歯科専門医機構」の 専門医を 取得したほうが良いというお勧めは理解できたのですが

ん−ん−ん− 

出席点、 発表点、はいけるようですが

もう一度論文いるのか?症例報告は今から準備、、、、ん−ーーーどのように資料必要なのかな
口頭試問はなんとかなるとしても 座学のテスト今からですか、、、、、

で、 情報は ネットで見てくださいとのこと

まあ そういう時代ですけどね ああ、ああ、ああ、、、、 ちょっと気分が重くなりました

質疑応答も 結構高齢の先生方から 「これは大変だ なんとかしてくれ」が多かったのですが
「国として これからの若い人たちと患者さんのための専門医ですので」ということになり

そうなると わたくしも 高齢者側で カットオフ対象なんかもね と さみしくなった

まあでも 肩書で日常が変わるものではないですから 今まで通り頑張れたらいいな!

懇親会からは 明日にします


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posted by Orthodontist Hajime FURUKAWA at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 学会・展示会・講習会
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