春になって 季節ものということで いちご
こんな かわいい 歯ブラシも入手しました
それから 虫よけも交換です
フクロウの目が威嚇しているといわれていましたので
おとなしいリース型をエレベーターに入れました
1階には ワンコ
3階だけど にゃんこ を使っていましたが 今回は両方とも パンダにしました
と そんな矢先に 日本国内のパンダが全頭中国に返還しなければならないとニュース
「ざんねんな生き物たち」シリーズのパンダだったのが、、、ほんとうに残念なことに
さて、気を取り直して 学会の話に
4月10日には 有楽町朝日ホールで 東京矯正歯科学会の春季セミナーでした
これまでは 白バックに 濃紺文字の印刷スタイルだったのが 背景色と写真入りのスタイルに
ブラウンバックに 黄色、金色のグラデーションもアクセントで ずいぶんおしゃれに
開会の辞でも 会長の西井先生が お話してましたね Goodですよ
今回の講演はお一人の先生で 長めの時間という事でした
延世大学 歯学部教授の Kee-Joon Lee 先生でした
ザクっと独り言 備忘録になります
前半はMARPEに関して 有限要素解析の結果も踏まえ
ボーンボーンより トゥースボーンのほうが スーチャー拡大には結果が良い
スーチャーは頭蓋骨の特徴的な骨形態であり
女性であれば60歳でも拡大は可能
拡大が止まった場合 しばらく待機して また拡大する
3-4W待機 その後は1日1回x2W
正中口蓋縫合を外科的に破壊しないほう良い
アンキローシスすると 後日の追加拡大に対応できない
(聞いていると 良くするようだ おそらく上下同時に治療開始するから
自験では 上顎急速拡大症例でも成人の場合は咬合力排除を行い
下顎を先に拡大配列してから 上顎を下顎に合わせるまで拡大すると ピッタリにできると設定した症例あり
上顎はSARPEにした場合もあるが 患者状況に対応し 広く出ていた7番を固定減として
側方歯拡大を行って良好な結果になった場合もある)
MARPEの利点
側方拡大は いわゆるRAPIDが効果的
ただし 成人になると戻る力に対して支台となっている4番が
歯槽骨から外に出てしまう
戻りの力を防止するのがスクリューの役割
だから RAPIDの剛性が高いことが大切で
スクリューの太さはそれほど重要ではないとのこと
ただね、、、男性だと20歳でも不具合多く60%だとのこと
女性は90%成功 エストロゲンが関係している??
経験と有限要素解析で、上記内容となるが
学術として拝聴するので あくまで経験に基づく
要素設定となっていることもありえるので
何でもかんでも うのみにして良いものではない
質疑応答でも スクリューの意義を再質問されていて
演壇の机を動かすときに どこを押すと動かしやすいかという事で
ジェスチャー込みでなんども説明してくださっていたが
会場の半分くらい?もっと多いかなあ、、、、は 微妙に通じてなかった気がする
超弾性ワイヤーの復元力もしかりだが
応力に対してリニア―に反応する材質ばかりではない
LHワイヤーなどは 復元曲線が別のルートを通るので
ワイヤーセット時の手ごたえでギリギリを狙うのは難しいものだ
で、拡大するときは 構造物の端を力点としてじわじわ力をかければ
スーチャーは<割れる>ではなくて<開く>のほうがイメージかな
生きている構造体なので 壊すのではなく 変形順応したけっかが 拡大になる
他方 戻りの力に関しては 遅れてかなり強い力が生じてくると仮定し
その場合は スーチャーに近い部分の骨固定を行い 歯根に対しての長期間の応力は避ける
演壇の上にあるのが 机だったので 机の上端を押して机を動かすほうが
下端の車輪近くを座り込んで引っ張るより やりやすいでしょ というジェスチャーでした
個人的に思ったのは ドアクローザーの付いた 重い扉を例にしてはいかがと考えた
ドアを開けるとき いきなり強い力をかけてもドアは開かない
扉の取っ手をもち ゆっくり押せば 案外軽い力でも ドアは開く
閉じるときも ゆっくり閉じて来る
ドアが閉じないようにするのに ずっと取っ手を持って立っていると
だんだん疲れて来る
開けたままにしたい場合
ドアの端にある取っ手を押さえ続けるのではなく
蝶番に近い部分にくさび形状のストッパーを
かませてしまえば 楽ちんになる
だから 開けるときは 取っ手部分で 大きな動きで ゆっくり開ける
閉じさせたくない場合は くさびを使って 閉まらなくしてしまう
相反する動きに対して 相反する力系だとは限らず 別の力系が効果的なことがあるものですよね
どうでしょう こんな説明は
挿絵写真
最初3枚 屋上の看板の インシュロックが外壁塗装時にいくつか切れていたので
なおしましたー
掃除機のケーブル収納って 使い込んでいくと戻りが遅くなりますよね
全部入らなくなっちゃうこともある
しっかり引き出して 戻るときにねじれをなくすように手伝ってあげることを
2-3回したら するするするって 入るようになりました
その後のピンクのタンクは イデアのコンプレッサーです
拡大写真の部品は圧力調整弁 エアートランスフォーマー
この 調圧弁の 金属板が経年劣化で 不調となると
図示した小穴から エアーが漏出するようになります
そうするとコンプレッサー内圧が下がりやすい状態なので
各種治療機械を使っていなくても コンプレッサーが働かなきゃならないので
うるさいんですよね
で、
狭い機械室なんですが 部品交換しました
以下に写真は 奥上のほう、奥下側、 手前右側です
奥上はバキュームと エアドライヤー
奥下がコンプレッサー
手前右は バキュームフィルターの 湿式と乾式
そうそう、学会は前半戦 後半戦があったんですが
後半戦は 高齢者に対する矯正治療の戦略って感じで
もちろんシビアなケースが多くなるわけです
歯周病の問題しかり 不良補綴物の問題しかり
欠損歯も多くなりますし
実は再治療希望という場合もあるでしょう
適切な治療のガイドラインが存在しないので
自分できちんと考えてやればよいのですが
そのときに 有限要素解析を行って
インプラントアンカーの埋入場所と 牽引ポイントを決めると
治療が上手に出来ますよということでしたが
うんうん 力学的なことは ある程度真面目に治療していくと
暗黙知として身についている先生方も多くいらっしゃると思いますが
多々あるマイナスファクターが 力学的正論で何でも解決するわけではないですからね
実際 奥歯の虫歯治療が多くあると
悪気はなくても 悪い歯並びなのに 歯がよくかみ合っていて
動かしたい方向に矯正の力をかけても
咬合力にはかなわず 少し動いても 戻りやすかったり
咬合性外傷として 痛みの訴えにつながったりします
咬合面の問題もありますが
隣接面のフラットな補綴物も大変問題あり
動かしたくても 歯が動きません
さらには 傾斜している歯に 無理くり大きな補綴物が入っていて
歯根の方向と 歯冠形態があってないこともままあります
治療前の準備も 保定も 結構大変なんですよねえ、、、、と
すぐ前にお座りであった
檜山先生とディスカッションを、、、、していません
檜山先生は 閉会の辞を担当され
今回も歌唱アリでした♬ ほんとに上手です
花粉も終わり さわやかな5月 モネカレンダー
石膏ドラフトもお掃除しました
このところいろいろ修繕作業が多いですが
きれいになるのは 良いことだ