イデ・アイデア雑記ブログ 
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2014年06月14日

画像センシング展 2014

 俗に言う3日坊主のようになりがちなブログですが、今週に限り連投になっています。どうかしちゃったのかと、自分でも不安です。

 今週最初は顎変形症学会で福岡に行っていました。戻ってきてけっこう、疲れていながら雑務が山積みなのに、昨日は朝からパシフィコ横浜に行ってきました。

 画像センシング展 2014です。 朝は天気がよくって、かなり暑かったです。

 DSC05618.JPG

 会場は一番奥のDでした。かなりの広さなんですが、多くの展示会などに出ていると「こじんまり」と感じます。

 特別な技術革新は感じませんでしたが、PCスペックの向上に伴い精度向上、スピードアップが毎年の変化でしょう。

 DSC05621.JPG

 光切断の中で、従来のレーザーラインを白色LEDのスリット光にした小型計測器がありました。

 aval data corpolation さんは 「アバール」とお読みするようです。

 レーザーにはレーザーの良さ、簡便さもあり、白色LEDには白色LEDならではの特徴や工夫などなどあるそうですが、LDE光源の場合、レーザーのような点焦点を拡散してるのではなく、焦点が多数並列されているスリット光になるので、平行光源ではないのにスリット光になっているということを伺いました。

 そうなると、光源からある程度近距離であれば、アンダーカットに対してもラインが入り込むことが出来ますのでデータの連続性が高まり、処理にもよりますが誤差減少につながるでしょう。

 一般的な工業製品などはほとんどがボックスフォームを基本としていますから、側面は垂直、平行が多く、とはいえ、計測状況によっては微妙なアンダーカットが多く生じます。
 そういった場合のデータ散乱を防止は出来ないけれども、誤差減少を図る為に多方向からの計測を行なうという対応も一般的で、歯列模型の計測などの場合4−8方向から計測を重ねたり、回転テーブル上で計測するなどの方法がとられていることがほとんどです。

 他方、連続して生産される工業製品などの精度検証に対しては、そのような時間をかけて精度を向上させるという方法が選択できないものでしょう。ということで、このような光源の変更がもたらす精度向上にも期待があるのかなあと思いました。

 まあ、従来のレーザーでも十分に高い制度を出すための工夫はいくらもあるのでしょうが(カメラセッティング、連続して別角度からのスキャンも行なうなどなど)カラーマッピングデータにおいて誤差0というのも長所と思われます。

 今週出ていた顎変形症学会では顔貌変化を多く取り扱います。近年、形態のデータ化が進んできていますが、ヒトがヒトを認識する際、物理的形状をそのまま把握しているのではなく、色相や動き方も含めて本当の認識が進むものです。その場合、目の情報が大きな影響を及ぼすことは間違いないのですが、データ化にあたっては従来より「閉眼状態」でのデータが主となってしまっています。

 計測機械側の特徴にあわせ、被写体を調整していますので従来に関してはやむをえないものなのですが、将来に関してはやはり改善を願いたい部分であり、このような光源の利用法は期待できるのではないでしょうか。

(注:もちろんかなり前から白色光源のパターン光投影とか、スリット法とかありますし、ポータブルスキャナーによってアンダーカットを補完して作成する顔貌データはありました。今回のアイデアとしては360度スリット光源を白色で準備できるならば、アンダーカット部の無い開眼データを高精度、短時間に取得できるシステムの可能性があるということです。)

それから、興味があったのはこちら
 人気があったのか、最終日だったのでパンフレットもなくなってしまっていたということで情報不足ですが、動画中の顔情報の自動認識システムです。

DSC05619.JPG

Youtubeでデモビデオがありました

https://www.youtube.com/watch?v=5sPh6-J9wOA


英語のHPだと  http://www.seeingmachines.com/product/faceapi/

Vista時代のワークステーションノートでデモ機が出ていたのですが、十分十分。カメラ前に正対すれば画面中央でなくとも1−2秒で自動認識され、眉、眼、口の動きに対応し、各点の三次元座標も算出されます。マーカーの設置や個体別のキャリブレーションは不要でした。

最近の顎変形症学会では左右での非対称症例の手術術式や変化様相の解析に関する発表が多くありますので、このシステムが偏位の評価に使えないものかと考えました。

が、

追従はリアルタイムですし、空間座標算出も可能なシステムではあるのですが、基本仮想骨格が左右対称と言うことで設計されており、すでにシステム開発は終了してしまっているということでしたので、そのまま研究に適応することは難しいでしょう。

とはいえ、同種システム開発すれば、すごいなあ。と、勝手な期待をしました。

****

あとは、やはり視点入力装置が多くなった気がします。

でも、短時間に見終わってしまったので、会場を出て橋を渡り

DSC05620.JPG

カップラーメンミュージアムでお菓子を買って、イデアの診療に戻りました。

このときも、とても天気が良かったのですが、医院に戻って昼過ぎに友達からの電話に出ていたところ

バババババ と 突然の打撃音

ゲリラ豪雨です。

ああ、あたらなくて助かった と 思いました



 
posted by Orthodontist Hajime FURUKAWA at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 学会・展示会・講習会
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